高校サッカーの指導者からJリーグの監督へ。青森山田高校サッカー部を全国選手権3回の優勝に導いた黒田剛(くろだ・ごう)監督が来シーズン、J2のFC町田ゼルビアの監督に就任することが決まりました。

町田ゼルビアの次期監督について24日クラブ側は、青森山田高校サッカー部監督の黒田剛さんに決定したとホームページで発表しました。黒田さんは北海道札幌市出身の52歳で、1995年から青森山田高校サッカー部の監督として指揮を執り、全国選手権で3回、優勝に導いています。町田ゼルビアは東京・町田市を拠点とするチームで現在、J2に所属、今シーズンは22チーム中、15位と低迷していました。高校サッカーの指導者から異例のJリーグ監督へ。就任について黒田さんは、「慣れ親しんだ青森の地を離れることはとても辛く苦しい選択ですが、覚悟をもって引き受ける決意をいたしました。私がJリーグで活躍することによって、更に青森が盛り上がってくれることを心から願っています」とコメントしています。
青森山田高校によりますと、黒田さんは来年1月まではチームの指揮を執り続ける予定です。

高校サッカー界から異例の監督就任となった黒田さんはスペイン2部レガネスの柴崎岳(しばさき・がく)選手や、FC東京の松木玖生(まつき・くりゅう)選手など多くのプロ選手を育てた手腕で来シーズンのJ1昇格に向けて指揮を執ることになります。