山口県萩市の観光名所、萩城跡でちょっと変わったサクラが咲いています。
緑がかった花の八重咲きのサクラ「御衣黄(ぎょいこう)」です。萩市の指月公園の萩城跡の堀のそばに2本の木があります。暖かい日が続いたためか、例年より少し早い今月7日に花を開き始めました。
花びらに葉緑素があるため緑色をしているそうです。咲き始めてすぐは花の中央部分が白く、散る前には赤くなります。
江戸時代、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりということです。名前の由来は花の色が貴族の衣服の「もえぎ色」に近いためといわれています。
御衣黄ほど緑が濃くはありませんが、よく似た「ウコンザクラ」も花を咲かせています。2種類の花がすぐそばに咲いているので、比べてみるのもおもしろいかもしれません。