新たに農業を始める人の初期費用の負担を軽くしようと、使われていないビニールハウスなど農業施設の情報を掲載したサイトの運用が始まりました。
運用が始まったのは「やまぐち農林振興公社」が開設した、やまぐち農業施設バンクサイト「アグリレー」です。防府市で説明会があり、JA山口県や県の職員などが出席しました。
「アグリレー」は使われていないビニールハウスなど、農業施設の情報を紹介するウェブサイトです。新たに農業を始める人や規模の拡大を目指す人が、サイトを使って必要な農業施設を申請すると、譲渡希望者と話し合いの場を設ける仕組みになっています。自治体やJAが仲介役となり料金などの交渉が成立すれば、農業施設を欲しい人が利用できるようになるということです。
やまぐち農林振興公社 担い手・新事業支援部 沖敏雄部長:「閲覧サイトが大きな武器となって、山口県に1人でも多く新規就農者の確保、認定農業者の規模拡大につながっていけば」
高齢化や後継者不在で農業をやめる人も増えていることから、関係者は新たに農業を始める人の負担軽減や使われていない農業施設の利活用につながると期待しています。