「思わず値札を二度見した」。そんな声が聞かれるほど、いま野菜が安くなっています。「まとめ買い」をした後、冷凍保存をすると実は後々かなりの時短に繋がるそうなんです。
「茹でた感じで、シャキシャキ感」 冷凍保存で面倒な下処理が簡単に

山形純菜キャスター:
野菜の価格がようやく下がってきました。
4月15日に取材した東京・墨田区の「スーパーイズミ」では、小松菜が1袋83円でした。高かったときは160円くらいだったので、かなり安くなっています。
安いと買いだめしてしまう人もいると思いますが、鮮度がすぐ落ちてしまう生鮮食品は冷凍して保存するのがおすすめです。
しかし冷凍保存も、下処理などが面倒だと思う人も多いかもしれません。実は、冷凍することにより、後に時短になることがわかってきました。
冷凍に詳しい冷凍王子の西川剛史さんに聞きました。

【小松菜】
・冷凍する前に洗い一口大に切る
・よく水気を取る
・保存袋に入れ空気を抜いて閉じ、冷凍庫へ
・2~3週間の保存が可能に
面倒な作業に思えますが、実はのちのち時短になるそうです。
冷凍した野菜は、組織が崩れて柔らかくなるため、めんつゆを注ぎ解凍すると、30分ほどで茹でずにおひたしが出来上がります。さっと茹でた感じで、シャキシャキ感も残るおひたしになります。

【トマト】
・ヘタを取る
・丸ごとラップで包む
・保存袋に空気を抜くようにして入れて冷凍
・1か月保存が可能に
トマトを冷凍することによって、面倒な下処理が簡単にできます。
冷凍することにより、果肉の水分が膨張し、皮が裂けます。水をかけるだけで、熱湯不要で皮むきが簡単にできるということです。
出水麻衣キャスター:
トマトが大好物で買いすぎてしまうくらいなんですが、冷蔵庫に置いておくと鮮度が落ちていきます。そういうときはラップにくるんで、冷凍庫に入れておくと湯むきも楽で、水に浸けておく間に、少し解凍も進みます。
そこに包丁を入れ、冷たいそばやそうめんにかけて、氷の代わりとしてずっと冷たく食べられます。味もトマトの風味は、そのまま残っています。
井上貴博キャスター:
生卵を冷凍する人もいますよね。そのほうが剥きやすいと。2つに切って、卵焼きが2つできるということらしいですよ。