いま見ごろを迎えているのは桜だけではありません。雨の降る中、長井市では春の訪れを告げる梅の花が美しく咲いていました。



300本、50種類の梅が咲き誇る長井市の春の絶景スポット「慶助さんの梅林(けいすけさんのうめばやし)」です。



ここは、長井市の樋口慶助さんが、20年以上前に整備したもので、置賜は桜の開花が遅いため地域の人に一足早く春を届けたいと梅を植えたのが始まりです。



こちらは梅林を管理している慶助さんの義理の娘、菜穂子さんです。

慶助さんの義娘 樋口菜穂子さん

Q慶助さんが梅をすると聞いたときどう思った?

「はじめは全然知らなくて玄関先に苗木が何百本もあったのをみてなにこれ!?と思った。どうなるんだろう。何をするんだろう。梅ってどういうこと?って感じ父の思いがこんな形になってすごいなと思う」

5年前に慶助さんが亡くなってからは、家族のほか、およそ70人の有志が梅林を守っています。



今年は4月に入ってからの寒さの影響で、例年より2週間ほど遅い満開となりました。

樋口菜穂子さん「いろんな方に遠くから『毎年来てる』『香りが良いね』といいながら来てもらえるので嬉しい」

きょうは雨。それでもキラキラとした雫がついて趣がありました。そして・・・。

大内希美アナウンサー「梅のトンネルになっていて・・・回ってみると色鮮やかな梅に囲まれていて綺麗。ほんのり甘い梅の香りもする」



梅林には、珍しい白いしだれ梅や、一本の木に白い花と赤い花をつける梅など、様々な種類の梅を一度に愛でることができます。

「慶助さんの梅林」は今月いっぱい楽しめそうだということです。