去年12月、北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして逮捕された男について、検察が15日にも2度目の鑑定留置を裁判所に請求する方針を固めたことが分かりました。

この事件は去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で、中学3年の男女2人が刃物で刺され、女子生徒が死亡、男子生徒が重傷を負ったものです。

殺人などの疑いで逮捕された平原政徳容疑者(44)について検察は刑事責任能力を調べるため、きのうまで3か月間鑑定留置を行いました。

捜査関係者によりますと、平原容疑者の刑事責任能力を疑問視する意見が出たことから、検察が精神状態をさらに調べるため、15日にも2度目の鑑定留置を裁判所に請求する方針を固めたということです。

検察は再鑑定の結果などを踏まえ、起訴するかどうか判断する方針です。