酒田市教育委員会が先ほど記者会見を開き、転校した児童宛に誤って算数のテストの成績1クラス分が載っている文書を送ってしまったとして謝罪しました。

酒田市 赤坂宜紀 教育長「大変申し訳ありませんでした」
酒田市教育委員会によりますと、先月、酒田市内の小学校が転校した児童の保護者宛に、友達からの手紙などを封筒にまとめて郵送したところ、その中に、算数のテスト結果が記載された用紙が入っていたということです。

用紙には、転校した児童が在籍していた1クラス分の算数の点数や、ABC評価が記載されていました。
この用紙はA4サイズ1枚で、同じものが2枚入っていたということですが、二次的な外部への情報流出はないとしています。
今月10日に、受け取った児童の保護者から教育委員会に申し出があり、この事実がわかりました。

この小学校は、きのう学級保護者会を開き、集まった保護者に説明をして謝罪しました。保護者からは、ミスは起きるものなので、先生の負担が減るような体制整備などを求める声があったということです。
酒田市教育委員会は、紙ベースで成績確認をした後はシュレッダーで処分するなどして手元に残さないようにして、個人情報を扱う際は全教職員で確認を徹底し、再発防止に努めるとしています。