仙台市に本社がある印刷会社が2024年、サイバー攻撃を受け,卒業アルバムのデータが外部に漏えいした可能性があることが分かりました。 17万件を超える個人情報が漏えいした可能性があるということです。
※記事下部にこの印刷会社に卒業アルバムを発注していた、仙台市立27校、宮城県立高校18校、仙台市以外の市町村立63の学校・幼稚園一覧掲載

サイバー攻撃を受けたのは仙台市青葉区に本社を置く印刷会社「斎藤コロタイプ印刷」です。 この会社によりますと2024年7月、サーバーが「ランサムウエア」という身代金要求型ウイルスによるサイバー攻撃を受けました。

その結果、2023年度に制作した卒業アルバムに記載されている氏名や写真など最大で17万3000件のデータが漏洩した可能性があるということです。

仙台市教育委員会によりますと仙台市立の小中学校のうち27校がこの会社に卒業アルバムの制作を委託していて、約2500人の児童、生徒の氏名や写真が漏えいした可能性があります。
また、仙台市以外でも宮城県内の81の学校・幼稚園で約5,800人分の卒業アルバムが制作されていました。
このほか、宮城県内に19校ある私立中学校・高校のうち、12校も委託していたことがtbcの取材で分かりました。

斎藤コロタイプ印刷では、電話番号022・222・5481で平日の午前8時半から午後4時半まで対象者からの詳細確認や相談を受け付けています。また、メールとFAX022・222・5416でも問い合わせることができます。
会社によりますとこれまでにSNSへの流出など被害は確認されていないということです。