8年ぶりの選挙戦となった長野県佐久市の市長選挙は、現職の柳田清二さんが5回目の当選を確実にしました。
柳田さんは55歳。当選確実の一報が入ると、佐久市内のホテルで支援者とともに、万歳をして喜びを分かち合いました。
柳田さんは、4期目の途中で脳内出血によって24年9月から3か月入院していて、当選確実を受け「うれしさと、ほっとしているというのが偽らざる思いです」と述べました。
その上で、「4期目までの積み重ねがこれから開花する事業もあるとして、5期目にあたっても、その重責を担わせていただくということについて、大変ありがたく、その重責に身の引き締まる思いです」と述べました。
取材に対して、柳田さんは、5期目は「産業基盤の足腰を強くすることや人手不足への対応をしていくこと、さらに将来への未来の看護人材を獲得していくということを最優先に行っていきたい」と話しています。
柳田さんは、市議や県議を経て2009年の市長選で初当選し、前回の選挙では、無投票で4回目の当選を決めました。
新人との争いになった8年ぶりの選挙戦では、地域の活性化策や医療、福祉分野の課題への対応策などをめぐり、論戦が交わされました。
柳田さんは、脳内出血によって24年9月から12月まで入院したことから、自らの闘病生活も踏まえ「将来の看護人材を地域に供給していく」として医療環境の充実を図ると訴えました。
また、子育て支援や街の活性化などについても、力を入れていくと主張しました。