三菱自動車がアメリカの販売店に対して新車の供給を当面、停止することが分かりました。トランプ政権が発動した輸入自動車への関税の影響を見極める狙いです。

三菱自動車は去年、アメリカで10万9000台あまりの新車を販売していて、すべての車を日本などから輸入しています。

トランプ政権が輸入自動車に25%の関税を発動したことを受け、三菱自動車の現地の広報担当者は11日、「関税や次の決定の詳細が分かるまでアメリカの港で車の輸送を止めている」として、アメリカの販売店への出荷を止めていると明らかにしました。

「販売店には十分な在庫があり、顧客に影響はない」としていますが、トランプ大統領の今後の関税政策次第で、アメリカへの車の輸入などで新たな対応を迫られる可能性があります。