■マスターズ2025 2日目(日本時間11~12日、米・ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC 7555ヤード・パー72)

世界最高の夢舞台「マスターズ」2日目。2021年以来2度目の優勝を目指す松山英樹(33、LEXUS)は、1イーグル、4バーディー、2ボギーの3アンダーでホールアウト。明日以降の決勝ラウンド進出を確実なものとした。

松山は、今季の開幕戦「ザ・セントリー」で優勝。しかし、直近の出場2試合は連続で予選落ちして迎えたマスターズの初日。1オーバー、38位タイで終えた松山は、ショットがピンに当たって跳ね返り、小川に落ちる不運もあり「『あちゃー』って感じでした。最後までバーディを取ることができなくて残念でした」と悔しさを滲ませた。

2日目の松山は、2番パー5のティーショットでフェアウェイをキープ。2打目をグリーンに乗せると、ボールは転がりピンそばに。ここを落ち着いて決めイーグル、スコアを2つ伸ばし、幸先いいスタートを切った。4番パー3のティーショットはグリーンエッジに。難しいスライスラインの2打目は、結構な距離を残しボギーとするが、6番パー3でバーディを奪い、1アンダーで前半を終えた。

10番、残り165ヤードの第2打で松山はピンそばにつけるナイスショット。3打目を見事に沈め、後半の出だしでバーディスタート。アーメンコーナーの11番、12番をパーで凌ぐと、前日ダブルボギーを叩いた13番では、2オンに成功し、この日3つ目のバーディを奪う。

ショットが好調な松山は、続く14番でも2打目をグリーンの傾斜を使い、ピンそばにつける。1mほどのパットを決めて連続バーディ。15番でボギーを叩いたものの、その後はパーセーブを続けた松山。この日はスコアを4つ伸ばし、3アンダーでホールアウトした。

「少し風が強いコンディションでしたけど、うまくプレーできたかなって感じです」と振り返った松山は、2番のイーグルで気持ちがすごく楽になったと笑顔を見せた。決勝ラウンドに向け「気持ちをフラットにして、明日、トップと差を少しでも縮められるように頑張りたい」と意気込んだ。

暫定トップには、8アンダーでリオオリンピック™の金メダリスト、ジャスティン・ローズ(44、イングランド)が立っている。