宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に配備される予定の最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて、防衛省が基地内で垂直着陸訓練を行うと方針転換した問題。
10日、町民を対象にした説明会が始まり、参加者からは厳しい意見が相次ぎました。

新田原基地には、今年度、最新鋭ステルス戦闘機F35Bが配備される予定で、防衛省はF35Bの垂直着陸訓練について緊急時を除き行わないとしていましたが、一転して、夜間も含めて実施する方針を示しました。

(廣末圭治記者)
「新田原基地におけるF35Bの訓練実施に関する、初めての住民説明会がこれから始まります」

新富町では、10日、町民を対象にした説明会が開かれ、およそ30人が参加。

防衛省の担当者が方針転換した理由や騒音などについて説明しました。

これに参加者からは、「騒音に対して不安がある」「説明に納得がいかない」などの意見が出されました。

(参加した住民)
「新田原基地のそばでの音量測定はもちろん、そういったことをやった上で説明をしないと、私たちも不安を打ち消すことができない」

(防衛省整備計画局防衛計画課 下 幸蔵 企画官)
「われわれとして、しっかりと皆さまの意見を踏まえて、何ができるかということをしっかり考えていきたい」

住民説明会は、新富町内で13日までに6回開かれ、来月には西都市でも開かれる予定です。