地域に伝わる藍染めの復活を目指します。山口県萩市の小学生が11日、藍染めの原料となるタデアイの種をまきました。
萩市の川上小学校の全校児童11人が、学校中庭の畑に深さ3センチほどの穴をあけ、タデアイの種をひとつまみ入れていきました。学校のある川上地域は、江戸時代の半ばから終わりごろまで藍染めが盛んに行われていました。その後衰退し、藍染めは地域から消えかけていました。
学校では「萩まちじゅう博物館」の協力を得て、去年から藍染めを復活させるプロジェクトに取り組んでいます。種は、去年育てたタデアイから取ったもので、今年につながっています。2週間ほどで芽を出すということで、児童たちは、種をまき終わるとやさしく水をかけていました。
児童
「大きくてよく染まる藍に育ってほしいです」
別の児童
「いろんな模様の藍染めを作ってみたい」
別の児童
「きれいな藍染めを作りたいです」
成長したら葉を摘み取り、藍染めに挑戦することにしています。