市が対象となったのは全国で3番目です。旅行のガイドブックで知られる「地球の歩き方」の山口市版が制作されることになり、取材が始まりました。
「地球の歩き方」は1979年創刊の旅行のガイドブックで、これまで160の国と地域で、120タイトルが出版されています。その土地の歴史や文化も取り入れ、各地の魅力を紹介するものです。
「山口市版」は、去年ニューヨーク・タイムズの行くべき52か所に選ばれたことなどから制作が決まり、今週から取材が始まりました。市が対象となったのは、北九州市、横浜市に次いで全国で3番目です。
山口市版のプロデューサー・日隈理絵さんは11日、湯田温泉を中心に5か所を取材しました。
地球の歩き方 山口市版プロデューサー 日隈理絵さん
「なるべく写真とかいっぱい撮っておいて、ガイドブックで使えそうなところはあとで切り取ってという感じですね」
「からだにやさしい美味しさ」をコンセプトに和菓子の販売などを行うLAWAKU(らわく)では、和菓子づくりを体験しました。「山口市版」の取材ではライターやカメラマンなど約10人体制で、夏ごろまで市内各地の情報を集めます。
日隈さん
「山口市は観光的な要素が思った以上に多くて、びっくりしています」「本が256ページなんですけど、足りないかも。まずは地元の人が来週どこか行きたいところないかなとペラペラめくって使ってもらえるようになったらうれしいです」
地球の歩き方山口市版は今年7月ごろから予約が始まり、10月に出版される予定です。