争奪戦の様相も出ている「全国旅行支援」。一部の旅行サイトでは売り切れが続出し、これが「旅行支援の枠は、もう埋まったのでは?」という誤解を生んでいるようです。宿泊施設は「実はまだ枠は残っている」と訴えます。
10月21日午後のJR熱海駅前。平日の観光を後押ししているのが、10月11日から始まった「全国旅行支援」です。
<観光客>
「すごいお得な感じ。使わないと損な気がする」
「(クーポンを)3000円分もらって土産をお得に買うことができた」
全国旅行支援は宿泊代が4割引きになり、さらに地域クーポンが配布され、1人1泊につき最大1万1000円分が補助されます。このお得な取り組みは、静岡県内の宿泊施設にとっても追い風になっています。
静岡県伊豆の国市の老舗旅館「おおとり荘」では、ディナーにウナギ1匹分のかば焼きを提供するプランを今回の旅行支援に合わせて売り出しています。この旅館では、独自のクーポンも用意して勝負をかける方針ですが、いま、ある懸念に直面しています。
<おおとり荘 原勝政支配人>
「じゃらんは予算上限に達したため、停止しています。もう全部終わったんだという形なので、ここが一番忍びなくて」
大手宿泊予約サイトを覗いてみると、確かに静岡県の全国旅行支援は、すでに売り切れ。今回の旅行支援では、こうした予約サイトや旅行代理店ごとに、ある程度、予算の枠組みが決められています。
<おおとり荘 原勝政支配人>
「静岡県いっぱいじゃないの?と勘違いされているかもしれませんが、旅館は空いていれば全国支援使えます」
予約が殺到した人気サイトでは、全国旅行支援が早くから売り切れていますが、実は旅館などでは、今でも直接の予約を受け付けていて、まだお得な支援を受けられる可能性があるのです。
<おおとり荘 原勝政支配人>
「電話一本で全国支援が受けられると思って申し込んでほしい」
コロナ禍でダメージを受けた旅行業者を救済する全国旅行支援。お得な支援を受けるためには、諦めずに残った枠を探し出す必要がありそうです。
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