宮崎県内で初めての新しい形の銀行窓口の話題です。
宮崎銀行が新たに設置したのは、現金を取り扱わない「キャッシュレス店舗」。その目的やサービス内容を取材しました。

宮崎市の中心部、橘通りにある、宮崎銀行のこちらの店舗。2階のフロアに上がってみると…

(廣末圭治記者)
「(AIタレントのアナウンス)こちらの店舗ではAIタレントが案内してくれるんですね」

入り口で利用客を出迎えるのは、宮崎銀行のAIタレント「ひなたこ」と「ドリームAI(アイ)」です。

こちらは、宮崎銀行の旧橘通支店をリニューアルして開設された「みやぎんキャッシュレスステーション」。
通常の店舗よりもすっきりとしたデザインで、中央には呼び出し案内のモニターが設置されています。

(廣末記者)
「こちらの窓口では現金を使わず、口座から振込や公共料金の支払いを行うことができます。お願いします」

こちらの窓口では、通帳などを使って、入出金や振込のほか税金や公共料金の支払い、それに口座開設などの手続きを行うことができます。

さらに…

(廣末記者)
「こちらの個別ブースではローンや資産運用など、専門的なことを本店の従業員の方に相談することができます」

店舗内にリモート窓口を設け、資産運用やローンなどの相談に本店営業部の担当者が応じます。

近年では、多くの取り引きがオンラインで可能になる中、宮崎銀行では対面で相談できる拠点も効率的に維持し、顧客サービスの充実を図っていきたいとしています。

(宮崎銀行経営企画部 重永和哉調査役代理)
「現金の取り扱いをなくすことで少人数での店舗運営を可能にし、対面で取り引きできる拠点を残すことを実現した。引き続き、効率的な店舗運営を図り、より質の高い金融サービスの提供に努めていく」

宮崎銀行によりますと、キャッシュレス店舗の設置は宮崎・鹿児島両県の金融機関で初めてだということです。