ガソリンの価格が高止まりし、青森市ではハイオクの店頭価格「200円」の表示もありました。
9日に発表された青森県内のレギュラーガソリンの平均価格は1リットルあたり183円と、先週からさらに上昇し、今後の行楽シーズンにも影響を及ぼしそうです。
河村庸市 キャスター
「こちらのガソリンスタンドの価格を見るとレギュラーは189円ですが、ハイオクは200円となっています」
資源エネルギー庁が発表した県内のレギュラーガソリン価格は、1リットルあたり183.1円、ハイオクは194.3円でいずれも先週から2円の上昇となっています。
政府による「ガソリン補助金」の縮小などで、2025年1月20日から180円台が続いていますが、183円は都道府県別の発表をはじめた2004年以降で最も高い水準を更新しました。
青森市民
「こんなに高くなったのは初めてだ…。だいたい45リットル以上入るから6000~7000円入る。だから、なるべく満タンにしないでリッターの価格を見て入れている」
「(1か月の)請求額で1万5000円とか2万円とか…。物価も高くなっているのでガソリンも前みたいに補助してもらいたい」
こちらのガソリンスタンド「小鹿産業 セルフ青葉店」の9日の価格は、レギュラー1リットルあたり180円。
値上げするさい、会員にSNSで早めに情報を伝えるなど対応していますが、店としても現在の価格は「高すぎる」と捉えています。
河村庸市 キャスター
「価格の上昇はガソリンだけではありません。こちらもです」
こちらのタイヤ販売店「タイヤ館青森」では、6月に夏タイヤの値上げを予定しています。
値上げ幅は6~8%ですが、店では値上げ前に急いで買ってもらうのではなく、買い替えが必要なのか点検を行い、判断してアドバイスをするなど客に寄り添った対応を心がけています。
タイヤ館青森 小林崇 店長
「基準で定められているのが(溝が)1.6ミリ以下になると、車検(が通らない)や高速の乗り入れ禁止。そこまで我慢して使うと、排水性が悪いのでブレーキの制動距離が伸びたりするので、安全のために(溝は)3~4ミリで交換する方が多い」
地方での生活に欠かせない車を動かすのに必要な「ガソリン」や「タイヤ」。
ガソリンを巡っては4月、政府与党などが6月からの価格引き下げで合意しています。
今後の大型連休などの行楽シーズンに、さらに需要が高まることから、早めの対策を求める声が大きくなっています。