「型破りな記者会見」に熱狂

世界的な人気モデルは、その生き方とともに女性の最先端でした。

どこを向いても大量のフラッシュが浴びせられました。

その記者会見は当時としては「かなり型破りなもの」だったといえるかもしれません。

ひざ上30センチの超ミニドレスで登場してマネージャー兼恋人のデ・ヴィルヌーヴ氏同伴で着席。

記者会見で「知ってる日本語は?」と問われたら「はい(HAI)」と答えました。

タバコを吸う恋人の横で、頬杖を突きながら質問に答えます。
眉をひそめる大人もいましたが、これが「新しい時代の女性」として日本人に若い女性に大いにアピールしたのです。

笑顔も仏頂面も自然体。戦後の新しい「自由な時代」がやってきたと思わせるような記者会見でした。

当時、記者会見と言えば、日本人にとっては、シカツメらしくマジメな顔をしてるものでした。しかし、ツイッギーさんはあるときはにこやかに、あるときは不思議そうな顔で、表情豊かに、自然に、そこにいたのです。