3年ぶりにだんじりの「激突音」が街に響き渡りました。真庭市の勝山地区で、伝統の秋祭り「喧嘩だんじり」がきのう(20日夜)まで開かれました。




多くの人が待ち焦がれた一年で最も熱い夜です。



(だんじりの激突音)



約2トンのだんじりがぶつかり合うさまは、勇壮そのもの。江戸時代から続く「喧嘩だんじり」。新型コロナの影響で3年ぶりの開催です。

(地元の人)
「勝山人にとって、待ち焦がれた日なんで」

(地元の人)
「いや~、最高ですね」



町に4か所設けられた「喧嘩場」で、長い眠りから覚めた「だんじり」と男たちの意地がぶつかりあいます。

(見物客)
「みんなの気合を感じます。『できてよかった』という熱気を」

(地元の人)
「いま、若い連中が燃えています。これが勝山の喧嘩だんじりです」


熱気が町全体包み込み、祭りは最高潮に。


(地元の人)
「本当にすごい。本当に勢いがある。本当に嬉しい。本当に楽しい。本当にそこに尽きると思いますよ」



3年分の思いをのせて激突しただんじり。待ち焦がれていた「ハレの日」に、誰もが酔いしれていました。