7日に発生した長崎県五島市の山林火災は、未だ鎮火に至っていません。9日も朝から県の消防防災ヘリが再燃防止のための「散水」を行っています。また消防隊員が山に入り、目視で確認しながら完全鎮火を目指しています。

7日午前、長崎県五島市で発生した山火事は、一時924世帯 1534人に「避難指示」が出されましたが、8日午前8時には鎮圧状態となりましたが、未だ鎮火には至っていません。

長崎県の消防防災ヘリと、県知事からの災害派遣要請を受けた陸上自衛隊のヘリは、8日午前までにヘリに装着した「バケツ」に水を汲み、あわせて30回「散水」を行いました。

五島市消防本部によりますと、9日も朝から県の防災ヘリが再燃防止のための散水を行っており、午前11時20分までに「11回」行ったということです。

また8日に引き続き、消防隊員が山に入り、目視で確認しながら完全鎮火を目指しています。

県知事を通した五島市からの要請で、長崎市、佐世保市、県央の3消防本部などからも消防車両と隊員が現地に入っており、五島市の消防と共に活動を続けています。

原因について五島市消防本部は、「何かを燃やしていた火が山に広がった」とみており、鎮火確認を待って本格的に原因調査を開始する方針です。

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