新年度に入り各地で入学式が行われています。

山口県上関町の小学校で8日、地元漁師からの粋なお祝いです。

新入生に豪華な魚がプレゼントされました。



入学式を終えたばかりの新入生の前に登場したのは、上関町の沖合でとれた大きなマダイ。



食べやすいようにさばかれたものが、上関小学校の新入生7人に1匹ずつ手渡されました。

マダイのプレゼントは、入学を祝い、町の海に親しみを持ってもらおうと、県漁協室津支店が初めて行いました。

その名も「あなたを祝鯛(祝いたい)」。



春に水揚げされたマダイは「桜鯛」とも呼ばれ、縁起物とされています。

児童は、初めて見る大きなタイに興味津々の様子でした。



1年生
「すごいでっかい!でかすぎる!タイ見たことない。でも図鑑だけ見たことある。みんなと食べる」
「100センチくらいおっきい!焼いて食べたい」

県漁協室津支店 上田健悟さん
「おいしい魚がいっぱいあるっていうのを知ってもらいたいし、それで上関の海を好きになってもらいたいなという思いがあります」



県漁協室津支店はこの日、町内の小中学校の新入生20人にマダイをプレゼントしたということです。