高知県日高村に2024年完成した洪水対策の放水路を、イベントなどにも活用してもらおうという取り組みが進んでいます。見学ツアーやキャンプ場、マルシェの開催なども想定されているんです。

(川見真宵アナウンサー)
「高さ7m以上ある巨大なトンネルの中にいます!実はここ日高村にある放水路なんです。この場所の民間利用ができるようになりました」

2024年3月日高村に完成した新日下川放水路。日下川や戸梶川から溢れた水を仁淀川に逃がす役割があります。この放水路は先月、イベント会場などとして活用できる「都市・地域再生等利用区域」に指定。「河川のオープン化」の具体的な活用案などの説明会が現地で行われました。

(高知河川国道事務所 渡邊国広 事務所長)
「防災のための施設ですので、雨が降っていない、大雨でない時には全く活用しない施設になりますので、そういったときに有効に活用していただけるのはいいこと」

民間の事業者が日高村に申請すると通水が行われていない時に見学ツアーやキャンプ場としての利用、マルシェの開催など、様々な活用が可能だといいます。

(日高村 松岡一宏 村長)
「トンネル及びこの周辺を使ったインフラツーリズムの観光ツアーですとか、マルシェの会場にしたりとか色んなイベントをこれからやっていければなというふうに思っています。また新たな活用方法もこれから考えていけるのでは」

4月13日には入口にあたる広場で放水路の完成1周年記念イベントが開かれます。