義務教育を十分に受けられなかった人に学びの場を提供する北陸で初めての県立の夜間中学校が7日、金沢市に開校しました。


金沢市泉本町の金沢中央高校の敷地内に開校した北陸初の県立の夜間中学校「あすなろ中学校」。

さまざまな理由で義務教育を修了できなかった人や日本の義務教育を希望する外国籍の人などが対象で、中学校までの学習内容を学ぶことができます。7日は1年生から3年生までの22人が入学し、上田綾子校長が「自分のペースで安心して学び充実した学校生活を送ってほしい」と呼びかけました。

新入生
「一度はなにかを諦めてしまった人も、今何かに打ち込んでいる人も全員がともに支え合い学んでいければと思います」
「教科書に載っていないことを知るのも楽しみです。目標は全学年の人と仲良くなることです」

授業はそれぞれの生徒の習熟度に合わせて進められ、外国籍の生徒向けに日本語に重点を置いたコースも設けられます。