西川町の菅野町長が、元職員に対しパワーハラスメントを行っていたのではないかと疑惑を持たれていることについて、町民や元議員からなる団体が実態調査などを求める申し入れを行いました。

※サムネ 申し入れ書を受け取る菅野町長(右)

きょう、西川町の菅野大志町長に対して申し入れを行ったのは、元町議会議員や町民などによる団体です。

今月2日菅野町長は、去年12月に退職の意向を示していた男性職員に、後任が決まるまで仕事に関わるよう求める誓約書に署名を求め、この職員が拒否したことから、服をつかんで町長室に連れ込むなどした、パワーハラスメント疑惑が持たれています。

菅野町長は記者会見でこの男性に謝罪したほか、パワーハラスメントについて調査する第三者委員会を設けるとしています。

きょう町役場を訪れた元町議会議員や町民などによる団体は、第三者員会の早期立ち上げや、町長によるハラスメントの事実の、町民への報告などを申し入れました。

西川町 菅野大志 町長「本来であれば、こういった申し入れ書をいただかないような職場環境を作るべきだった。(今後の身の処し方については)調査結果などの状況を見て、私なりにしっかり重く受け止めて、判断をさせていただきたきたい」

団体はほかにも町長に対し、パワハラに関連する質問が出された西川町議会の配信動画が、非公開になっていることについて、早期に公開することなどを求めました。

西川町は今月25日の臨時議会で第三者委員会を設置するための条例制定の議決を行う予定だということです。