7日午前、長崎県五島市で発生した山火事は、一時924世帯 1534人に「避難指示」が出されましたが、8日午前8時には鎮圧状態となっています。

7日午前10時47分頃、長崎県五島市松山町で「火が山に燃え移りそうだ」と消防に通報がありました。

長崎県の消防防災ヘリと、県知事からの災害派遣要請を受けた陸上自衛隊のヘリは、これまでにヘリに装着した「バケツ」に水を汲み、あわせて30回「散水」を行いました。

五島市消防本部によりますと、8日午前8時に鎮圧状態になったということです。

鎮圧確認を受けて、消防隊員が3方向から山に入り、「鎮火判断」のため山肌の熱などを確認しているということです。

県知事を通した五島市からの要請で、長崎市、佐世保市、県央の3消防本部などから計7台25人も現地に入っており、五島市の消防と共に活動を続けています。

また長崎県の大石知事は8日午前9時頃、火災現場の視察のため五島市に入りました。

原因について五島市消防本部は、「何かを燃やしていた火が山に広がった」とみており、鎮火確認を待って本格的に原因調査を開始する方針です。

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