■なぜここまで浸透?
なぜ、若者に違法薬物が浸透しているのか。その理由の一つが、SNSを使った情報拡散です。
警察に売買の状況を聞くと、驚くべきことがわかりました。密売人は、SNSなどで違法薬物の販売広告を投稿しているというのです。

広告の投稿は拡散力のある「X」などで行われていて、情報に触れた人がメッセージを送ると、秘匿性の高い「テレグラム」や「シグナル」などのアプリに誘導され、受け渡し方法や代金などの取引情報が交わされるという仕組みです。
そして、なんだかちょっとかわいい「絵文字」が、実はとんでもない意味を持っています。