佐渡の風景を写した写真展が新潟市で始まりました。
目が不自由な人でも写真が楽しめるよう、臨場感のある音声付きです。

夏の日が沈む時の雲に見とれた北狄(きたえびす)の海岸、

冬の北田野浦(きたたのうら)では種が今にも落ちそうなひまわり、

清々しい空気が抜けていった桜の花びら残る物部神社、など…
島ならではの海岸や歴史ある風景のほか、可愛らしい猫など、日常生活にあるアートシーンが切り取られています。
この写真展では今回、目の不自由な人にも楽しんでもらえるよう、点字による案内が用意されたほか、“撮影時に録音した音声”もQRコードから聞くことができます。

『弁慶のはさみ岩 下相川』の“音声”から
(すごいんです 目の前に 三角形の岩が大きな岩と岩の間に挟まっています…)

【フォトグラファー T.T.Tanakaさん】
「僕は視覚表現者なんだけど、視覚障害者の人達も楽しめるところにちょっとチャレンジしようと」
「そういう意味で佐渡はとっても素敵だということが視覚障害者にも伝わるかな」

写真と音声とをあわせ、まるで一緒に旅しているかのように楽しめる佐渡の写真展『ENCOUNTERS But beautiful: 佐渡』は、新潟市のメディアシップ(中央区)で、10日まで開かれています。














