定期的な「健康診断」、きちんと受けていますか?
厚労省によると、定期健康診断を受けた人の約6割は“所見あり”。
【C】の経過観察ってどうすれば?オプション検査の選び方が分からない・・・
素朴な疑問に医師が答えます!

『健康診断』は治療のきっかけが隠された“宝の地図”

ひまわり医院 伊藤大介院長:
本当に大事な病気が結構隠されているんですよ。例えばがんだったり、脳卒中だったり心筋梗塞というのは、徐々に進行していって突然発症する。
唯一それを発見するきっかけが、健康診断であることが多いんですね。

健康診断では、11の必須項目が厚労省によって定められています。

①既往歴及び業務歴の調査
②自覚症状及び他覚症状の有無の検査
③身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査

⇒身体の現状

④胸部エックス線検査及び喀痰検査
⇒肺・大動脈・骨

⑤血圧の測定
⇒高血圧・動脈硬化

⑥貧血検査(血色素量、赤血球数)
⇒貧血
⑦肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
⇒肝臓
⑧血中脂質検査(LDL・HDLコレステロール、TG)
⇒心筋梗塞・脳梗塞
⑨血糖検査・クレアチニン
⇒糖尿病・腎臓

⑩尿検査
⇒腎臓

⑪心電図検査
⇒心臓