韓国の「非常戒厳」宣言をめぐり弾劾訴追されていた韓国の尹錫悦大統領について、憲法裁判所はきょう、尹大統領の罷免を決定しました。
韓国社会を大きく揺るがした去年12月の非常戒厳宣言。憲法裁判所は裁判官の全員一致で尹大統領の罷免を言い渡しました。
尹大統領は去年12月、「非常戒厳」を宣言して国会に軍を投入させるなどし、国会に弾劾訴追されました。
弾劾審判で国会側は、非常戒厳宣言を憲法違反と指摘する一方、尹大統領側は野党が無差別に予算を削減し、政権幹部の弾劾訴追を乱発するなどしたことへの警告で、憲法違反ではないなどと訴えていました。
罷免賛成派と反対派でそれぞれ集会やデモが繰り返し開かれるなど世論を大きく二分し、一般傍聴席の希望倍率は4818倍に上るなど注目を集めたきょうの憲法裁の決定。
その様子はテレビで生中継され、尹大統領は裁判所には姿を見せず、公邸で決定を見守る中、午前11時から言い渡しが始まりました。
裁判官は、主文で「被請求人、大統領・尹錫悦を罷免する」と読み上げました。理由については「主権者である大韓民国の国民の信任を重大に裏切った」などと指摘しました。
今回の決定を受け、尹大統領は即時失職し、60日以内に大統領選挙が実施されることになります。
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