山形県内の大学生が、警察と一緒に同じ世代の非行防止などの活動を行う県少年警察大学生ボランティアが今年も活動をスタートさせました。

「県少年警察大学生ボランティア」は、県内の大学生が警察から委嘱を受け、警察と一緒に少年の非行や犯罪防止のための活動にボランティアで参加するものです。

発足から9年目を迎えた今年は、山形大学や東北公益文科大学などの大学生18人が委嘱を受けました。

県警察本部 生活安全部 本間義和 部長「少年たちと年齢が近く、少年たちの気持ちに寄り添った活動ができる県少年警察大学生ボランティアとして、犯罪被害の防止、立ち直り支援の活動など、少年の健全育成に向けた各種取り組みに若い力を発揮していただけるものと期待しております」

近年、若者の大麻乱用や、特殊詐欺や強盗などに加担するいわゆる「闇バイト」が後を絶たないため、警察は、その起因となっている「SNS」の利用の仕方に、注意・警戒を呼び掛けています。

県少年警察大学生ボランティア 松原理子さん「身近に感じる(犯罪の)きっかけがあると捉えられている子どもが少ないと思うので、街頭でもティッシュ配りとか、小さなことからやっていくことで子どもたちが、頼れる存在が身近にいるのだということを認識できるようなことをしていきたい」

大学生ボランティアは今後、非行歴のある少年への学習支援や、街頭活動などを行っていくということです。