学校にいけない小中学生が増える中、新潟県内で初めてというメタバース空間を利用したフリースクールが開校します。新しい学びの形となるのでしょうか?

今月7日、新潟市 東区に開校するのはフリースクールの『開志学園 中等部』です。

実際に児童や生徒が登校して学ぶための教室もありますが、最大の特徴がアバターを使い自宅にいながら仮想空間の中で学ぶことができる『メタバース教室』です。

「実際に過ごす教室が上の方にありまして、自分のアバターを動かすことで移動することができます」

勉強だけではなくビデオ通話やチャットなどを使い友達とコミュニケーションもとれるということです。

【開志学園中等部 永井一哉 チーフ】「なかなか実社会には一歩踏み出すことはできないけれど、外とつながりたい、学びたいという子どものニーズを満たしていく」

理解度に合わせて一人で学ぶことができるAI教材を使い、在籍している学校に対し出席数として認めてもらえるよう支援します。

また、eスポーツや漫画など個性を伸ばすプログラムも用意し、教員免許を持ったスタッフやスクール カウンセラーが進路や悩みについてもサポートするということです。

不登校の児童・生徒は年々増加していて、県内では2023年度は小中学校合わせて5600人あまりとなり過去最多を更新しました。

【開志学園中等部 永井一哉 チーフ】「リアルであってもメタバースであっても他者とのかかわりを通して自立性社会性を育んでいく、子どもたち同士が相談しながらみんなにとっていい場を作りたい。そのお手伝いをしたい」

対象は、小学5年生から中学3年生で、入学金は2万2000円、学費は月に3万5200円だということです。