富山県内のスーパーでパック詰めされた旬のサンマを撮影した画像が、SNSで話題となっています。その理由は、食中毒の原因となるアニサキスです。

10月10日、富山県内のスーパーで販売されていたサンマの写真です。なにやら大量の白い糸のようなものが確認できます。実は、すべて食中毒などを引き起こす寄生虫「アニサキス」です


画像を投稿した セイゴさん:
「サンマの売り出しコーナーというか、そういったところに20パックぐらい売っていたんですけど、見てみたら大変な数のアニサキスがうごめいていた状態ですね。たぶん30匹くらいはいたと思います。あの画像のやつは…」



画像を投稿した男性によりますと20パックほど売られていたもののうち、半分以上で、10匹から20匹のアニサキスがサンマから出てきているような状態だったといいます。



なぜ、こんな状態になってしまったのか…。別の鮮魚店に聞きました。



橋本星奈キャスター:
「こちらの画像なんですが」

あさい鮮魚店 浅井泰行 店長:
「気持ちわるい」

橋本キャスター:
「やはりこれは多い?」

浅井店長:
「ん-多すぎるね」

橋本キャスター:
「こういうのは店頭に普通は並べない?」

浅井店長:
「(店頭に)並べませんね」



こちらの、あさい鮮魚店では、アニサキスが寄生しやすい魚については、目で入念に確認した上で提供しているといいます。



橋本キャスター:
「どうしたらここまでに」

浅井店長:
「常温のままにしていたんじゃないですかね。(高い)温度の状態にしておくと。だんだんアニサキスがでてくる」



橋本キャスター:
「やはり温度管理が?」

浅井店長:
「一番重要ですね」

それでは、こちらのお店では、どのように温度管理をしているか。



橋本星奈キャスター:
「こちらのお店では、サンマやサバなどを仕入れた場合、こちらのマイナス20℃以下の冷凍庫で保存するということです」

あさい鮮魚店 浅井泰行 店長:
「なるべく、急速冷凍を心がけています」


あさい鮮魚店では、マイナス40℃まで温度が設定できる冷凍庫で、冷凍したうえでサンマなどは提供しているといいます。



また、ことしは海水温が高いことが影響してアニサキスが大量発生する要因になっているのではということです。



インパクトの強いこの画像を投稿した男性。なぜ投稿したのでしょうか。

画像を投稿した セイゴさん:
「勘違いされること多いんですけど、私魚嫌いになってほしい側の人間じゃなくて、どうやったら好きになってもらえるかちょっと考えたい人なので…」



画像を投稿した男性は、すぐさま動画投稿サイトにパック詰めされたサンマにどれほどアニサキスがいるのか検証した動画をアップ。

紫外線ライトで照らすとアニサキスが分かることなど消費者ができる対策も発信しています。



画像を投稿した セイゴさん:
「今回ちょっと動画作ってみて思いましたけど、要は見て分かるぐらいの数がいる場合は、外に出てきたりするので、買うときはなるべくきれいな魚を買って、少しでも予防はしてほしいなと思いますね」