新年度早々、山火事につながる危険な出来事がありました。4月1日午後、青森県六戸町の山あいの小屋と、周辺の立ち木などを焼く火事がありました。

白い煙で山林が覆われています。これは1日午後3時半ごろに上空からドローンで捉えた映像です。

警察や消防によりますと、1日午後1時半ごろ六戸町鶴喰の山あいで「木が燃えている」と付近の人から消防に通報がありました。

この火事で町内に住む76歳の男性が所有する物置小屋が全焼したほか、小屋の周辺のスギ約100本が焼けました。

約3時間後に火は消し止められ、けが人は確認されていません。

2月に岩手県大船渡市で平成以降最大規模の山林火災が発生したほか、3月には愛媛県や岡山県で山火事が起きています。

青森県内では、2024年の1年間で21件の山火事が発生していて、4月1日~6月10日まで「山火事防止運動強調期間」として巡視活動や広報活動などを展開しています。