老朽化した水道管の更新などのため、宮崎市の水道料金が1日から値上げされました。
そのほかにも4000を超える食料品などが1日から値上げとなり、街の人からは家計への負担を心配する声が多く聞かれました。

晴れ晴れとした新年度…。しかし、訪れたのは値上げの春です。

民間の信用調査会社、帝国データバンクは、1日から4225品目の飲食料品が値上げされると発表。
値上げされる商品が4000を超えるのは、1年6か月ぶりとなります。

(廣末圭治記者)
「きょうから上がった、さまざまなものの値段。街のみなさんはどう感じているのでしょうか」

(街の人の声)
「(気になるのは)ビール。当然。嗜好品だからしょうがない。高くなっても頑張って飲む」
「主婦はやっぱり食料品。野菜も高いし米も高い、それに調味料も高くなったら何を作っていいか分からない」
「(子どもが)お菓子も好き。値上がりしてしまうとお菓子を買うのも減らしてしまうかなと思ってしまう」
「一人暮らしするので加工食品や調味料が気になる。スーパーとかで買い物がしづらくなる。お金を稼ぐしかない」

また、宮崎市では、1日から平均で水道料金を9%、下水道使用料を19.7%引き上げました。

これにより、ひと月あたり20立方メートルを使用する一般的な世帯の場合、上下水道の月額料金は、5390円から6147円と757円の値上げとなります。

宮崎市の上下水道料金の引き上げは、上水道がおよそ9年ぶり、下水道がおよそ13年ぶりです。

(街の人の声)
「ふだんから節水は気をつけているので、仕方ないといえば仕方ない」
「(値上げは)本当に仕方ないし、やらないと後が困るから、苦しいのは苦しいけど」

物価高が続く中、押し寄せる値上げの波。家計への影響が懸念されます。