9月、仙台うみの杜水族館でアシカの仲間、オタリアに赤ちゃんが生まれました。赤ちゃんは、一般展示のデビューに向け、水に慣れるための特訓を続けています。はたしてプールに入れるようになったのでしょうか?オタリアの赤ちゃんの頑張る姿を取材しました。

■オタリアの赤ちゃんが生まれた!

9月17日に生まれたオタリアのメスの赤ちゃんです。


映像は、生まれて11日がたった28日に撮影されたものです。赤ちゃんはうみの杜水族館で飼育されているオスのチェンとメスのカルーアとの間に生まれ、生まれた時の体重は10キログラムでした。

オタリアの繁殖に成功したのは、うみの杜水族館では初めてです。

うみの杜水族館 寺沢真琴さん:
「お母さんも子どもも元気に過ごしてくれているので、ひと安心といったところです」


バックヤードで母親のカルーアと一緒に生活し、ミルクを飲んですくすくと成長していました。

うみの杜水族館 寺沢真琴さん:
「2020年に男の子のチェンを迎え入れ、繁殖という試みに取り組んで来たんですけれども、次の年にしっかり交尾も確認出来ました」


オタリアの妊娠期間はおよそ1年間。当初は、今年7月頃の出産を予定していたといいます。

うみの杜水族館 寺沢真琴さん:
「6月から7月くらいに生まれるんじゃないかなと想定していたところ、9月生まれになったので、いつ生まれるんだ、いつ生まれるんだとソワソワしながら過ごしてきた期間が長かったところもありました」


オタリアは、チリやペルーなど南米の沿岸に生息する哺乳類でアシカの仲間です。
知能が高い生き物で、父親のチェンはある特技があります。