新年度となりましたが、物価高は、止まらない状況が続きそうです。4月は、食品の値上げが4000品目を上回ることが、民間の調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンクが食品メーカー195社を調査したところ、4月は4225品目の食品が値上げとなる予定で、値上げ率は平均16%です。1か月の間に値上げの品目が4000を超えるのは、1年半ぶりだということです。

食品の種類では、調味料が2034品目で最も多く、加工食品が659品目、乳製品が207品目と続きます。また、大手飲料メーカーが缶ビールや缶チューハイを一斉に値上げをする影響で、1222品目の酒類・飲料が値上げされます。

さらに、9月までに値上げが決まっている食品は、すでに1万1707品目となっていて、去年1年間の数に迫っているということです。

値上げの要因について、帝国データバンクは、「原材料価格の上昇に加え、人件費や物流費などの上昇」を挙げています。