4月1日から車検が、車検証の有効期間が切れる日の2か月前から受けられるようになりました。
国土交通省によりますと、全国で年度末の3月に車検を受ける車が、2019年から2023年までの5年間の平均で、およそ389万台に上り、月ごとの平均のおよそ281万台に比べて突出して多いことから、予約が取りづらいことが指摘されていました。
また、年度末の混雑時には、検査を担当する自動車整備士が残業や休日出勤に追われるなどの問題もあったことから、働き方の改善を図るため、関係する省令を改正したということです。

車検は
◇これまでは、車検証の有効期間が満了する1か月前から、満了日までの間に受けることになっていましたが、
◇1日からは、有効期間が切れる2か月前から、満了日までの間に受けることができるようになりました。
また、今回の車検を受けることができる期間の延長に伴って、自賠責保険の有効期間についても施行規則が改正され、1日から施行されました。
国交省北陸信越運輸局では、新たな制度を活用して、3月の混雑時を避けるなど、余裕をもって車検を受けてほしいとしています。