まずは、事故現場となってしまった中学校のプールについてです。深さを示す表示は最も浅いところで1.2m、最も深いところで1.4mで、小学校よりもおよそ20cmほど深い設計です。

校長らは6月5日に水深を計測。その時は最も深い部分が118cmだったため「小学校とあまり変わらない」と中学校での授業を決めました。

この点について報告書は、「体育授業の指導」からの視点で「授業の代替を急ぐあまり、学習内容の共有や明確な役割分担、監視を行うポイントなどが教諭間で協議がされないままだった」と指摘しています。

そして始まった水泳の授業。2024年6月21日から計4回行う予定でした。しかし、1回目の授業の時点でプールの水深は計測時より深く「ほぼ満水」になっていたとみられ、身長113.8cmだった凰汰くんは一番浅いところでも足がつかず、この日だけで3人が溺れかけたといいます。

報告書では水難事故の視点でも原因などが記されていて、「凰汰くんの身長に対してプールの水深が深かった」と明確に指摘されています。

そして、事故が起こったのが「3回目の授業」でした。