トキハインダストリーでサイバー攻撃によるシステム障害が発生し、大分県内すべての店舗が臨時休業となりました。1日は決済方法を制限した上で営業を再開する見通しです。
トキハインダストリーによりますと、30日午後、トキハグループの自社サーバーの一部が身代金を要求するランサムウェア型のサイバー攻撃を受けました。この影響で基幹サーバーがウイルスに汚染しトキハインダストリーの商品の仕入れや売り上げを管理するシステムが使用できなくなりました。

このため、わさだタウンと別府店の食品コーナーを含めて、トキハインダストリーとアテオの県内全23店舗が、31日臨時休業となりました。休業を知らずに来店する客も多く、訪れた人たちは突然の休業に驚いていました。
(訪れた人)「ビックリしているんですけど、臨時休業って地下も開いていないんですね。こんなことは今まで初めてですね」「やけに車が少ないなとは今思ったんですけど、えー、せっかく楽しみに来たのにね」
現在のところ、個人情報の流出は確認されていないということです。
トキハインダストリーでは被害の全容把握には時間がかかるとみていますが、クレジットなど一部サービスを除いては決済可能として、1日から全店で通常通り営業する方針です。