山口県宇部・山陽小野田地域の企業が2050年にカーボンニュートラルの実現を目指すための全体構想・グランドデザインが発表されました。
グランドデザインを発表したのは、13の企業で構成する「宇部・山陽小野田地域コンビナート企業連携検討会議」です。広大な土地や教育・研究環境があるなど6つの地域特性を踏まえ、宇部・山陽小野田地域の目指す姿として「カーボンニュートラルコンビナートの実現により、新たな産業を創出し魅力的な街に発展させる」としています。
それに向けて、化石燃料からアンモニアへの転換や二酸化炭素の循環、地域連携で排出物の利活用に積極的に取り組みます。また、大学や高等専門学校を生かして多様な人材を確保し新しい産業の創出や最新技術の開発にも努めます。
宇部・山陽小野田地域コンビナート企業連携検討会議(UBE常務)髙瀨太座長
「困難な問題なので、とにかく気持ちで負けないように、自分たちの地域をしっかりとカーボンニュートラルに向けて進めていくんだと強い決意で各社さんと努力しながら進めていきたい」
4月以降、ワーキングチームの活動を通じて、検討を深め、具体化したいとしています。