パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラム組織ハマスは仲介国から提案された停戦案を受け入れたと発表しました。一方で、イスラエルは対案を示していて、依然として先行きが見通せない状況が続いています。

ハマスは29日、仲介国のエジプトとカタールから提案された新たな停戦案を受け入れたと発表しました。

具体的な停戦案の内容については明らかになっていませんが、AP通信は数週間の停戦と引き換えに、ハマスが拘束する人質5人を解放するものと報じています。

一方、イスラエルの首相府は声明を出し、仲介国が示した停戦案について協議を行ったとしたうえで、「アメリカと調整した対案を示した」と明かしました。

依然、双方の要求には隔たりがあるものとみられ、先行きが見通せない状況が続いています。