ミャンマーで日本時間午後3時20分ごろ、マグニチュード7.7の大きな地震がありました。強い揺れは隣国タイでも確認され、ビルが倒壊するなどの大きな被害が出ています。

タイの首都バンコク。建設中の政府系ビルが倒壊しました。煙がたちのぼり、作業員らが走って逃げる様子が映っています。

倒壊後の現場に向かってみると、あたりはがれきの山に。現地メディアは、少なくとも43人が閉じ込められていると報じています。

こちらの高層ビルでは、上層階にあるプールの水が下に落ちる様子が映っています。路上には崩れた破片が散らばっていました。

記者
「タイの首都、バンコクの中心部なんですが、突然の激しい揺れが襲いまして、今、たくさんの人が建物の外に避難しています」

オフィスビルや商業施設が集まるバンコクの中心部では、多くの市民が慌てた様子で、建物の外に出るなど、騒然となっています。

USGS=アメリカ地質調査所によりますと、ミャンマー中部の第2の都市マンダレー近郊で日本時間の午後3時20分ごろ、マグニチュード7.7の大地震がありました。震源の深さは10キロと推定されています。

また、この地震の10分後にも付近でマグニチュード6.4の地震が観測されました。首都ネピドーでは家屋も外壁が大きく崩れ、中がむき出しになっていました。

こちらも地震の直後にミャンマーで撮影されたとみられる映像。大きな橋が崩れ、川に沈んでしまっています。

在ミャンマー日本大使館によりますと、日本時間きょう午後6時前現在、日本人の被害の情報は入っていないということです。

震源に近いマンダレーには十数人の日本人が滞在していると登録されていて、大使館では日本人の安否確認を進めているものの、電話がつながりにくい状況だとしています。