アメリカのトランプ大統領が、ワシントンのスミソニアン博物館の展示物の見直しを指示しました。国の歴史を否定的にとらえる展示などを問題視していて、「アメリカ国民の心に誇りをもたらす」としています。
ワシントンにはアメリカ自然史博物館や国立航空宇宙博物館など、スミソニアン協会が運営する多くの国立博物館がありますが…。
トランプ大統領
「過去10年間、国の歴史を否定的に塗り替えようという動きが続いてきた」
トランプ大統領は27日に発表した大統領令で、この動きが「社会の分断を深めてきた」として、「全国民の心に誇りをもたらすようスミソニアン協会を修復する」と宣言し、展示物の見直しを指示しました。
具体例として、アフリカ系アメリカ人歴史博物館で「個人主義や核家族は白人文化だ」と説明されている展示や、建設が予定されている女性歴史博物館でトランスジェンダーのアスリートに関する展示などを問題視しています。
また、大統領令では、2020年以降に撤去された銅像や記念碑を元に戻すように指示。2020年に黒人差別への反対運動が全米に広がり、南北戦争で奴隷制維持を掲げて戦った南部連合の指導者らの銅像が相次いで撤去されましたが、これらの銅像も今後、再び設置される可能性があります。
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