気象庁がに発表した「黄砂情報」によりますと、日本国内の黄砂の観測地点である「東京」と「大阪」の両方で26日(水)も黄砂が観測されたということです。このため、水平方向で見通せる距離を示す「視程」は、東京・大阪ともに5~10kmとなっており、交通への障害が発生する恐れがあるため、気象庁は注意するよう呼び掛けています。

また、気象庁が公開している「黄砂情報」の「黄砂解析予測図」を見てみると、26日は、午前中に北海道と沖縄以外の日本の広いエリアを「黄砂」が覆っていましたが、その後、26日夜にかけては徐々にその範囲が狭くなっていくのがわかります。

しかし、27日(木)にかけて中国・四国や近畿地方のほか、北陸や東海、関東甲信地方、東北の一部にも濃度は薄いものの「黄砂」が飛来する可能性があり、引き続き注意が必要です。

「黄砂」は、視界が悪化したり、洗濯物・車が汚れたりするほか、健康への影響もあるため注意が必要です。

【気象庁の「黄砂情報(黄砂解析予測図)」】【黄砂の予想シミュレーション】は、関連リンクからご覧いただけます。