石川県を中心に焼肉チェーン店「ぎゅうばか」を展開する「じょうしょう」が、経営難により今月に入り裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。負債額は約8500万円とみられます。

民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、「じょうしょう」は1989年に創業し、グループ企業の「ステップアップ」と共同で、石川県内や都内に炭火焼肉店「ぎゅうばか」を最大4店舗運営していました。

しかし2018年以降、店舗の一部を売却し、近年は小松本店のみで営業を行っていました。その後も、コロナ禍で収益環境が悪化したことに加え、仕入れ費用や人件費の高騰などで厳しい経営状況が続いていました。さらに、「ステップアップ」が去年10月に倒産したことを受け、一部の仕入れ業者から支払い条件の変更など求められ、資金繰りがひっ迫。ことし1月に事業を停止していました。負債額は約8500万円とみられます。