鹿児島とベトナムを結ぶベトナム空港のチャーター便が26日、運航されました。

鹿児島とベトナムを往復するチャーター便はインバウンドの推進を目指し、県とベトナム航空、そして旅行大手のエイチ・アイ・エスが結んだ協定に基づき、去年3月から運航されています。

3回目となった26日は、ベトナムからのツアー客150人を乗せた便が到着し、霧島市や指宿市からお茶やかつお節が渡されました。

(利用客)
「お花見や、写真を撮ったり、買い物に行きたい」
「おはようございます。新鮮な食べ物を食べてみたい」

県によりますと、去年6月現在、県内で暮らすベトナム人は国別で最も多い5520人となりました。今後のベトナム航空のチャーター便の運航は未定ですが、県はベトナム航空に定期便の就航を要請していて、今回のようなチャーター便で実績をつくりたい考えです。

(鹿児島県総合政策部 伊瀬知強参事)「航空会社や関係者と協議を重ねて、すぐに定期便化は難しいが、やがては定期便になるといい」

ただ、鹿児島県民のパスポートの保有率は9%と全国平均の17%を下回っていて、鹿児島から海外に行くアウトバウンドの推進が課題となっています。