趣向を凝らした「カレー」を楽しめる長野県松本市の早春恒例のイベントが10周年を迎えました。
「カリーラリー」は、カレー専門店やレストランのほか、ラーメン店や居酒屋、カフェ、ベーカリーなど85店が、期間中、それぞれ趣向を凝らしたカレーメニューを提供します。
スープカレーを提供するのは松本市埋橋の「ハンジロー」。横浜と安曇野で20年にわたり愛されてきた人気店で、24年7月、松本に移転オープンしました。

ハンジロー藤井拓也さん:
「おいしいブイヨンをとるというのが一番気を使っているというか、ずっと続けてきたことかな」
牛・豚・鶏のガラと香味野菜などを2日間かけて煮込んだブイヨンに、17種類のスパイスを加えたこだわりのスープが特徴です。
藤井さんは「ご注文いただいてから火にかけて、どんどん濃くしていくというか、うまみを出していく」と話します。
具材のメインの鶏肉は、柔らかく煮込んだものをさらに油で素揚げします。
この店では、今回「カリーラリー」用に「パリパリ骨付きチキン」というメニューを用意しました。

参加店をスタンプラリー形式でめぐると、4店目からは様々な特典が受けられます。
ハンジローでは「トッピング」で「マイタケ」や「ブロッコリー」などから一つを選べるといいます。
レギュラーメニューより数百円安い価格設定にしていて、藤井さんは、「カレーが好きな方がどんどん来られるので、私たちも刺激になる」と話します。
一方、ふだんはカレーを出さない店の特別メニューを味わえるのも、カリーラリーならではです。