岩手県と盛岡市は25日、県内の教育・保育施設と高齢者施設あわせて4か所で、感染性胃腸炎の集団発生が確認されたと発表しました。
利用者と職員あわせて100人以上が在籍する盛岡市内の教育・保育施設で、3月3日から18日までに14人に嘔吐や下痢などの症状がありました。いずれも回復したか回復傾向にあります。また、症状のあった1人からロタウイルスが検出されました。
同じく盛岡市内の利用者と職員50人以上が在籍する教育・保育施設で、3月10日から18日までに17人に嘔吐や下痢などの症状がありました。いずれも回復したか回復傾向にあります。症状のあった1人からノロウイルスが検出されました。
また、盛岡市内の利用者と職員100人以上が在籍する別の教育保育施設で、3月13日から21日までに15人に嘔吐や下痢などの症状がありました。いずれも回復または回復傾向にあります。症状のあった1人からノロウイルスが検出されました。
一方、奥州保健所管内の入所者と職員あわせて16人が在籍する高齢者施設で、3月18日から20日までに11人に嘔吐や下痢、発熱などの症状がありました。いずれも回復傾向にあるということで、症状のあった4人からノロウイルスが検出されました。これで、2024年度に岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は92件となりました。