25日の宮城県内は、日中、上着要らずの暖かさとなりました。暖かくなってきたこの時期にやってくるようになるのが、黄砂です。今、日本列島に飛来していて、宮城県内では、26日昼頃にかけて黄砂による見通しの悪さなどに注意が必要です。

上空の暖かな空気の流れ込みが強まり、仙台市中心部は、日中の最高気温が22.4度と、今年一番の暖かさとなりました。

旅行客:
「暑いですね。こんな格好で。北国なので寒いと思って来たら、真冬の格好だもんね笑い」

汗ばむ陽気の中、マスクを着用し、黄砂などへの対策をする人の姿も。

マスク姿の人:
「絶対マスクして、あとは(普段)コンタクトを付けるんですけど、(黄砂が)目に入るとあれなので、メガネとかそういう対策はしています」
「黄砂が付いてきたら洗車しないと、(今後、洗車の)頻度が多くなるかなと思っています」

伊藤諒気象予報士:
「夕方のtbc本社屋上は、青空が広がっていますが、市街地を見てみますと、朝よりも霞んで見えます。街全体が、ホコリを被ったかのうようです」

朝と比べると、夕方の方が遠くを見通せなくなったようにも見えます。泉ヶ岳は、すっかり見えなくなっていました。日本列島には、大陸から黄砂が飛来していて、西日本から東日本の広い範囲で観測されています。

県内でも、26日昼頃にかけて黄砂が飛来する見込みです。仙台管区気象台によりますと、午後5時時点で県内では黄砂が観測されていませんが、観測されれば、2024年4月以来約11か月ぶりです。

水平方向の見通しは、10キロメートル未満となる見込みで、黄砂が飛んでくると、車や洗濯物が汚れるなどの影響が出る可能性があります。

見通しが5キロメートル未満となった場合は、交通にも影響するおそれがあり今後の情報に注意が必要です。