気象庁によると、中国大陸の砂漠で巻き上げられた砂が偏西風に乗り、25日は日本の広い範囲で黄砂に覆われました。福島県内でも空がかすみ、24日まではくっきりしていた山の稜線もぼんやりとしました。

午後6時現在の予測では、福島やその周辺は、黄色や濃いオレンジに覆われています。黄砂のピークは、25日いっぱいで、26日朝になると少しずつ東へと流れていきます。

26日夕方の予測を見ると、列島を覆っていた黄砂は、東日本を中心に大きく逸れていきます。このため黄砂は、26日いっぱいまで注意が必要です。

洗濯ものは部屋の中に干しましょう。黄砂は鋭利なガラス質の粒でできているため、服の繊維に引っかかりやすく払っても、あまり意味がありません。

車の汚れにも気をつけてください。黄砂を手で払ったり、布で拭いたりすると、車を傷つけてしまうおそれがあるので、水で洗い流すようにしましょう。

そして、黄砂は花粉よりも粒が小さいので、口と鼻から体内に入り込んでしまいます。花粉症やぜんそくが悪化するおそれもあるので、サイズの合ったマスクをするなど、しっかりと対策するようにしてください。